正直、ワンちゃんをお迎えするというのは「夢」ばかりだと考えていました。けれども、体質的に弱い子でしたので少し戸惑うことが多かったです。
食べても吐くという事の繰り返し、犬が急性膵炎に
お迎えをして2回目のワクチンを接種した時です。高熱が出てしまいゲージから出て来なくなってしまったのです。その時に獣医師も真剣に体質的な事やもしかしたら何か既往症のようなものがあるのかもしれないね。。とおっしゃいました。1回目のワクチンはブリーダーさんのところで摂取していたのでその時の様子などは全く聴いておらず、今になって思うのは最初のお迎えでしたので、知識不足に情報不足の毎日でした。その後、熱が下がった後には嘔吐が続いたり元気がなくなったりしたので色々と検査をすることになりました。アナフィラキシー反応であれば日にち薬で終わるはずでした。けれども、生後7か月から10か月のころには体調はとても悪く、成長過程においてとても辛い時間を過ごさせてしまいました。検査の結果、急性膵炎という診断が下りました。全身状態も悪くまず、思うように食事が摂れない、そして食べても吐くという事の繰り返してとても体力を消耗してしまいました。
24時間の絶食の上、日中は入院をして点滴治療を3日
解決方法としては、膵炎の治療法は育ちざかりのワンちゃんにとっては辛いものでした。24時間の絶食の上、日中は入院をして点滴治療を3日ほど続けました。点滴で栄養分を体内に送り込むので膵臓を休ませるという意味でも口からの食事をストップさせられました。水も思うように飲めず空腹時には元気がない上に、きゅんきゅんと泣き続けとても可愛そうな時間を過ごすことになりました。膵炎というのは実際にこじらせてしまうとすぐに再発の可能性のある病気なのです。もしも、何かストレスがかかり、一度程度、嘔吐するということであれば特に心配はいりません。けれども動きが悪くなって嘔吐も頻繁になってくると血液検査を受ける必要があると思います。そして膵炎の既往が疑われる場合には数値が跳ね上がり、すぐに判断がつきます。とにかく安静と食事制限をして膵臓の働きを休めるということが治療目的になります。ワンちゃんにとってはしんどい治療になるのは必至ですが、一度罹ってしまった場合にはすっきりと治すには根気が必要です。ただ、あいまいい病気が軽減したからといって投薬を飼い主の判断で中断したり、急激に病み上がりのワンちゃんを連れ出したりするのは絶対によくないと思います。
成犬になるまでの間に軽い膵炎は3回ほど起こしてしまいました。現在も、膵炎予防の薬を飲んで再発防止をしております。