以前飼っていた子が突然の心臓発作で亡くなり、家族一同悲しみに暮れていました。長い間、当たり前のように犬のいる生活を送ってきたので、その喪失感は大きなもの。やはりうちには犬がいないといけない、いてほしい、と家族全員が思い、近辺のペットショップを探し回り、ちょっとだけ困ったような顔をした、今の子と出会いました。以前飼っていた子はキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。今家にいる子はミニチュア・ダックスフント。両方とも小型犬なので、ケージなどの主な道具は前の子と同じものを使えましたが、新しく買い換えたものもたくさんありました。特に犬用の洋服は、胴長短足という犬種の特徴もあって、お店で選ぶのにも範囲が狭まってしまい、少し大変になりました。けれど、やっぱり、犬がいる生活というのは楽しく、そしてたくさんの幸せに溢れています。仕事から帰ってきたとき、真っ先に飛び込んできてくれること。寂しいときに、黙って抱きしめさせてくれること。私達がいない間の犬の様子はどうだった?という話題で、隣家に住む祖母との会話内容も増えました。今の子は前の子の半分くらいの体重しかないため(前の子がとても重かったんです)抱っこするのも、お散歩するのも楽で、年をとり足腰の弱くなってきた祖母でも一緒にお散歩に行くことができています。思えば、犬のいない間の家は、火が消えたようでした。犬がいることで、笑顔が増え、家族の会話も弾む。そうすることで家族の絆が深まる。家族がバラバラの生活リズムで暮らしている我が家には、犬という大切な鎹が絶対に必要だったようです。
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ダックスフントは「腰のヘルニア」になる可能性が高い
ダックスフントはその特徴的な体型から、「腰のヘルニア」になる可能性が高いとされている犬種です。うちでも気を付けていましたが、若い年頃の犬は元気に飛んだり跳ねたりするもの。4歳の頃から、毎年三月になると後ろ足を引きずり、急いで病院へ担ぎ込む、ということが起こりはじめました。
まず、「ダックスフントは腰のヘルニアになりやすい」という認識を持つことが大切です。恥ずかしながら、我が家は飼い犬が腰を痛め、病院にかかるまで、そのような知識を持っていませんでした。ですので、ソファにも上らせたし、階段も普通に使わせていました。けれど、腰のヘルニアになりやすいダックスフントには「高い段差を乗り越えること」は厳禁なのです。ですから、階段に登らせないよう工夫する、ソファは低いものに変えるか、バリアフリー用のクッションを買うなど、日常で犬が大きな段差を跳ねて超える事のないよう、気を付けなければなりません。
我が家で一番問題だったのは、犬が階段を使い二階に上がってしまうこと。この問題の解決に一番役だったのが、「赤ちゃん用の落下防止柵」でした。「犬用」で調べてしまうと幅が減るのですが、「子供用」で調べると、デザインや大きさなど沢山の種類の中から、家のインテリアに合ったデザインのものを選ぶことができます。そうして購入した柵を、階段の前に設置すると、赤ちゃんでも越えられなくなりますので、犬ではもちろん柵を越えたり開いたりすることができなくなり、そのうち階段を使うことを諦めるようになります。
ダックスフントの後ろ足の動きがおかしいと思ったら
また、「犬のヘルニア」に詳しいお医者様を見つけておくことも大切です。我が家では、最初のヘルニアが発症した際、家から近いかかりつけのお医者様に「少し遠いが、犬のヘルニアに詳しいお医者様がいるから」ということで、紹介状を書いていただきました。そこで知ったのですが、犬のヘルニアは、発症から処置までの時間が勝負、という所があります。少しでも早くお医者様にかかり、薬を打つことができれば、手術をせずにヘルニアを直すことができます。そうでないと、手術を受け、リハビリをし、それでも後ろ足がきかなくなる。そういう子がたくさんいるのだと聞きました。ダックスフントで、後ろ足の動きがおかしい、と思ったら、とにかく一刻も早く専門のお医者様へ行くのが必要不可欠なのです。